文学ラジオ第190回の紹介本
『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ著、関口英子訳、新潮クレストブックス
パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!
【今回の内容】
第十一回日本翻訳大賞二次選考対象作品/久しぶりのイタリア文学/細部までリアルに描ける調査がすごい/言葉の一つ一つが心に入ってくる/著者&作品紹介/北イタリアのチロル地方が舞台/湖に沈んだ村の歴史そのものと言える主人公トリーナの奪われた人生/とどまるか、離れるか、選択を迫られる村人たち/語りの魅力/ネタバレ無しでストーリー紹介/反対運動をしても着々と進むダム計画/トリーナの友人が連れ去られる描写のリアリティ/トリーナの夫のぶれない生き方/何気ない食事の描写から決定的な場面へ/トリーナの人生から夢や家族を奪った国や企業を許してはいけない/少数の人たちが理不尽に犠牲を強いられるのは今のウクライナやパレスチナに重なる/次回予告
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版元サイトより
ーーーーーーー北イタリアチロル地方、ドイツ語圏の一帯はムッソリーニの台頭によりイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策によって村は分断された。母語を愛し、言葉の力を信じるトリーナは、地下で子どもたちにドイツ語を教え、ダム建設に反対する夫とともに生きてゆくのだが……。イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補作。
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▼お知らせ:『エジプト人シヌヘ』課題本読書会の追加開催が決定しました!
5月18日(日)開催の『エジプト人シヌヘ』課題本読書会がイベント公開後、すぐに満席となったため、6月19日(木)に追加開催を行います。追加開催の日にもゲストとして翻訳者のセルボ貴子さんとみずいろブックスの岡村茉利奈さんにご参加いただきます。『エジプト人シヌヘ』は読むと誰かと語りたくなる小説ですので、ご興味ありましたらぜひこの機会にご参加ください。詳細・申込はpeatixイベントページより↓
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